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2022年03月15日

３月は、ゆびっこにとって、教室開設の特別な月です。１９年目がｽﾀｰﾄしました。

先日、卒業生が、自分で車を運転して教室に顔を出してくれました。立派に成長した姿に、町ですれ違っても、きっと分からないだろうなと思うのは、毎度のことです。「先生は変わらない」という反応が多いのは、やさしい心遣いでしょう。春は、嬉しい知らせが飛び込んでくることも多く、猛勉強で掴んだ夢の実現や結婚等の明るい話題に、“珠算学習を通して伝えられることは必ずある”という思いを強くしています。

また、東日本大震災から１１年が過ぎました。学校で聞いたという話から、在籍生の多くは、震災後の生まれか、赤ちゃんだったことに、改めて時の流れを実感します。あの時は、計画停電があり、安全と節電への配慮から、授業を短縮して対応しました。中学生にも、早い時間帯での出席をお願いし、１つの机に３人掛けで座ってもらうほど、過密状態でした。そして現在は、人数制限で３密回避…。どちらも同じ教室での出来事です。常に、みんなの協力や、保護者の皆様の温かいご理解に支えられています。世界に目を向けると、心穏やかでは無い事態が起こっています。今ある日常を当たり前と思わず、感謝の気持ちを持って、大切に過ごしていかなければいけないなと思います。